・クーロン力による点電荷の運動
上のシミュレーションでは、中心に陽電荷を置いたとき、その近くを通過しようとする陽電荷もしくは負電荷がどのようにして運動するかを示しています。
青色の丸は陽電荷、赤い丸は負電荷です。クーロン力は電荷同士にどのような力が働くかを表し、その力は電荷間の距離の2乗に反比例し、電荷の大きさに比例することがわかっています。電荷はプラスとマイナスの2種類がありますが、同じ符号の電荷には斥力、異符号の電荷間には引力が働きます。式で書くと
となります。
は比例定数、 、 は点電荷の電気量、は距離を表します。
中心に置かれた電荷に対して、異符号の電荷は中心の陽電荷に引き付けられるように楕円運動をし、同符号の電荷には斥力が働くため、双曲線に沿って中心電荷から離れていく運動をします。