12月27日

写真1 ( C ) ESA/Euclid/Euclid Consortium/NASA, image processing by the Euclid Science Ground Segment and M. Schirmer (MPIA).
ユークリッド宇宙望遠鏡によって撮影された棒渦巻銀河・NGC 646の姿。
ESAは22日、ESAのユークリッド宇宙望遠鏡によって撮影された棒渦巻銀河・NGC 646の写真を公開した。棒状構造から2本の渦巻腕が伸びており、青色に光り輝いているのが印象的である。
棒渦巻銀河・NGC 646は、うみへび座方向約3億9,200万光年離れた場所に位置する。1834年に天文学者であるJohn Hershel氏(William Hershel氏の息子)によって初めて発見された。この銀河は、秒速8,145kmというとてつもないスピードで、地球から遠ざかる方向に進んでいる。
今回公開された画像を撮影したユークリッド宇宙望遠鏡は、2026年末までに1,900平方度(全天のおよそ14%)をカバーした領域の観測を行う予定であり、この観測結果から数十万もの銀河の画像が公開される予定である。そしてこの観測結果から、銀河がどのようにして形成され進化してきたかの理解が進み、なぜ棒渦巻銀河が宇宙において一般的であるかの理解が進むことも期待されている。
写真1を見ると、棒渦巻銀河・NGC 646の左側に伸びる渦巻腕の先に、小さい銀河・PGC 6014の姿も写し出されている。写真を見るとこれらの銀河は隣り合わせに写っているが、実際には4,500万光年も距離が離れている。ちなみにPGC 6014は地球からおよそ3億4,700万光年離れた場所に位置する。そのため仮にこれらの銀河の間に重力相互作用があったとしても、その効果はとても小さいといえる。